歳がいってるから、なかなか思うように転職活動ができないと嘆いていないでしょうね?
30代の介護職が面接で求められるのは、20代若年層では対応できない人間的な部分です。
一般的に30代はマネジメント能力が必要だと言われますが、多くの介護職が誤解している節があるので今日は少し話しておきます。
マネジメント能力と言われると、真っ先に管理職やリーダーと思いがちですが、これって職場で働いていれば誰だって経験しうることなんです。
例えば、新人教育した経験があったり、もっとフラットに言えば新人君にいくつか職場のルールを教えてあげた、ここでしか通用しないオムツの発注方法を教えてあげたことも、ある意味マネジメントに該当します。
後輩がいなければ、パートさんやアルバイトさんに何かを教えた経験、出入り業者と打ち合わせをした経験ってのもマネジメント能力に該当すると考えています。
モノはいいようですが、自分には経験がないと思うと何もありませんよ?
30代の介護職は即戦力で職場に貢献してくれる人材を採用するので、求められるのは介護職としてのプロフェッショナルさと意識の高さです。
自分には経験が少ないからリーダー経験がないからと謙虚になる人が多いのですが、3年もあれば立派なスペシャリストですよね?
それに加え、社会経験で培った人間味が加わりますから、若い世代にはない味が武器です。
ちなみに、私が勤務する老人ホームでは20代の介護職は採用していないんですよね。
これは何故かというと、人間味に欠けるからです。
ここが多少、高級路線を謳っているのも関係しますが、人生の大先輩を介護するわですから、それ相応に人生を経験して失敗してした人間でないとダメ。
こういうことを言うと語弊がありますが、社会経験が少ないとすぐキレるし、ゆくゆくはそれが虐待に繋がる恐れがあるのも同じく施設長の見解です。
若く元気な20代の介護士は彼らなりに頑張ってはいますが、人生経験という物差しで測るとやはりその差は歴然です。
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