20代とは違い30代に入った瞬間、転職は一段階難しくなると考えてください。
この業界ではさほど感じることはありませんが、50社受けても面接にすら呼ばれなかったという30代の介護士は思った以上にいらっしゃいます。
ほとんどの場合、転職活動そのものが間違っていることが多いので、自分で方向転換を図るかあるいは転職エージェントに相談して、何故上手くいかないのか分析してもらうべき。
エージェントは転職市場の動向もよく把握していますから、求人が少なくまた希望条件に合わない企業は避けるべきですし、企業が求めている基準が高い場合、少しでも近づけるよう努力することも必要ですね。
正社員での雇用が難しい場合は、契約社員や紹介予定派遣を狙ってみるのも良いでしょうね。
他の業界と同様に、終身雇用の時代から必要な人材を必要な時に採用するスタイルに変化しています。
しかも、この業界は元から転職当たり前じゃないですか?
これまで一度も転職することなく同じ施設で過ごしてきた介護職は、内定がもらえたとしても、その後定着するまでが本当に大変だと思います。
前職への思い入れが強すぎて、新しい環境に馴染めない方は大勢います。
転職活動期間は平均3か月と言われています。
もし3か月活動しても結果が出ないのであれば、活動自体を見直すべきです。
転職が全く上手くいかない介護職の特徴として、高望みしすぎていることが挙げられます。
ようは自分の転職市場価値を把握せず、大企業や有名企業ばかりを狙い、高い年収の良い求人ばかりに応募しているため、いつまでたっても結果が出ないのです。
結果が出ていない介護職に多いもう一つの傾向は、短期間で退職を繰り返しているという事です。
これはいわゆるジョブホッパーとか夢追い人と呼ばれる連中で、夢や理想ばかりを追い求めているのです。
彼ら彼女らを何度か面接したことがあるのですが、夢や理想ばかりをアピールして自らの経験やスキルについてはほとんど語らないのが特徴でした。
私自身20代でジョブホッパーと揶揄されるほど転職を繰り返した経験があるので、彼ら彼女らの訴えたいところは分かりますが、やはりもう30代ともなれば現実を直視するべきですね。
少しぐらい期待していたことと違うことがあっても、そこは目をつぶる覚悟が必要ですよ?
完璧な職場などこの世にないのですから…。
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