皆さんは35歳限界説をまだ信じていますか?
若い人は見おぼえがないかもしれませんが、2007年に求人時の年齢制限を原則禁止する改正雇用対策法案が可決される以前は、35歳ぐらいまでの求人募集がほとんどでした。
この法律によって建前上は年齢が原因で応募すらできないケースは減ったものの、依然として35歳ぐらいまでの応募者を優先する傾向は残っています。
しかし、この介護の世界で年齢はまったく足かせにならないから、みんなガンガン転職して経験値を貯めているんですよね?
たしかに、年齢が原因で不採用になることもありますが、それはまた違う原因があることを理解しておくべきでしょう。
私も10年ほど老人ホームで面接官をしていますが「年齢が高いのですが…」という接頭語を必ずつけてアピールしてくる中高年は後を絶ちません。
でも、そういう人に限って内定を勝ち取ることはできません。
それは何故か?
どうせ今回もダメだろう的な気持ちや態度は、私達に伝わってくるからです。
あなたが年齢が高くて不安だ、職場に馴染めそうにない、仕事が覚えられない不安があるでしょうが、私たちは同情やお情けで採用しているわけではありません。
年齢が高いことがネックだと感じれば、無理をしてまで採用したいとは思いません。
逆にです、年齢のことなど一切ふれず、これまでの仕事なり成長できた過程なりを活き活きとアピールする中高年は輝いて見えますし、若年層にはない重みを感じることができます。
今まで仕事にも就いたことがないニートは別として、あなたにはこれまでに積み上げてきた豊富なキャリアがあるはずですよね?
昨今の介護業界は未曽有の人手不足ですから、働けるのであれば65歳以上の方でも採用する傾向にあります。
年齢が原因で不採用になるのではなく、応募先へのメリットが伝わっていないことが不採用の主なる原因です。
イイワケは抜きにして、もういちど自分を見直してみませんか?
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